梅雨時期になると和室などに砂壁や土壁のあるお家や旅館、店舗などは要注意。よく見るとボロボロと砂壁や土壁が剥がれてきている箇所はありませんか?こうなってしまうと塗装リフォームで改修するしかありません。その原因や影響などもご説明してまいりますので早めのリフォームを検討いたしましょう。
■何故、梅雨時期に砂壁や土壁がボロボロと剥がれるのか
砂壁や土壁の状態的にまず分析するならば【寿命】です。
砂壁や土壁の性質上、調湿効果と呼ばれる自然現象がございます。
これは湿気を吸ってくれたり、湿気を吐いてくれたりする効果です。
日本は古来より梅雨でじめじめするという気候でしたので砂壁や土壁を使うというのはまさしく理に適った先人の知恵でした。
話を戻しますとその調湿効果にも限界があります。
それは砂壁や土壁が湿気を沢山沢山吸ってくれて沢山沢山吐いてくれて、もう吸いきれない吐ききれない…。
となると今回のお話のようにボロボロと剥がれ落ちてきます。
厳密に言えば糊との関係もあるのですが【経年劣化のサイン】と覚えておいて戴ければ誰の目からも一目瞭然で砂壁や土壁の寿命を判断出来ます。
■砂壁や土壁がボロボロと剥がれる事によるデメリットや弊害
流石にメリットやデメリットで判断する方はいらっしゃらないと思いますが、一応砂壁や土壁がボロボロに剥がれるとどんな弊害があるのかをご説明しておきます。
・単純に汚い
剥がれている壁自体も汚いですし、剥がれたカスや粉が堆積している床や畳も汚いです。
足の裏で踏むとじゃりっとしたりするので気持ちも悪いので不快感に包まれます。
自宅でも気になるので旅館や店舗ですと死活問題になりかねませんので早めのリフォームをいたしましょう。
・粉っぽい埃っぽくて衛生面で悪い
剥がれ落ちた砂壁や土壁は放置しておくと基本的には乾燥し粒子が細かくなり人が歩いた時の風圧だけでも舞い散ったりしますのでアレルギーを起こす場合があります。
カビやダニを含んでいる場合も多いので軽く考えてはなりません。
・調湿効果や防臭効果が無くなる
旅館などが部屋食のサービスを行えるのは砂壁や土壁の調湿効果や防臭効果が大きな役割を担っていると思います。
それが無くなるとお部屋が一気に不快になるのでリフォームが必要です。
■まとめ
湿度のバランスが崩れる梅雨時期はどうしても砂壁や土壁に負担が掛かります。
その負担に耐えきれなくなるとどうしてもボロボロと剥がれ落ちてきます。
逆に申し上げますとリフォームのタイミングがどなたの目から見ても一目瞭然だと言うことですよね。
個人宅様ではこの機会に壁紙クロスやベニヤ板を被せて応急処置的なリフォームをする事が可能です。
店舗や旅館なども同じ手法が使えますが、防臭効果がなくなってしまいますのでサービスクオリティに直結してくるので一概には決められません。
砂壁の砂、土壁の土も色々な素材がありますのでリフォーム業者と相談しながら用途や目的にマッチした砂壁や土壁の選択をいたしましょう。
小田原リフォームラボでは土地柄、湯河原市・小田原市・南足柄市・箱根町などの温泉街の旅館などの砂壁や土壁のリフォームを数多く承らせて戴いております。
豊富な経験と確かな技術を持ち合わせておりますので砂壁や土壁のリフォームでお困りの個人宅様から旅館様までお気軽にご相談くださいませ。