秋冬にあると空気や大気が乾燥してきます。そうなりますと経年劣化した砂壁や土壁はカサカサと削れたりポロポロと崩れて粉塵…。とまではいきませんがホコリになるイメージは想像できますでしょうか?その粉塵がアレルギーを引き起こす可能性がありますのでしっかりと砂壁や土壁をリフォームをして対策をいたしましょう!
■砂壁や土壁本来はアレルギーがほぼないって本当??
ご家族やお友達などにいらっしゃる場合は身近に感じるかと思いますが、路上や公園の砂、花壇や裏山の土などの傍にいると目が痒くなったり咳が出たり、蕁麻疹が出たりするようなアレルギーは非常に少ないです。
日本古来の建築方法で自然由来な形で数百年、下手すると数千年前よりあった技術や技法ですので、それらを考えますとお家を構成するものの中で一番アレルギーが少ないんじゃないかと言えます。
今現在の家屋は近代や現代に生み出された建材が主を占めています。
ようは化学物質で構成されているということですね。
それらがアレルギーの原因となる場合が多いです。(シックハウスと呼ばれます)
ですので通常の砂壁や土壁であればよっぽどのことが無い限りアレルギーが発生することはないのではないでしょうか。
では何故砂壁や土壁がアレルギーを引き起こす的なイメージがあるのか原因をお伝えしていきます。
■砂壁や土壁のアレルギーの原因はこれだ!!
和室に砂壁リフォームしたい。
古民家風に土壁リフォームしたい。
箱根町で温泉旅館をやっているけど砂壁や土壁に実は不安を抱えている…。
こんなお悩みやご不安あると思いますので原因の方をお伝えしていきます。
・接着剤がシックハウス症候群を引き起こしている
砂壁や土壁をぎゅっとくっつける為に接着剤を使う場合も多いです。
もし全てを元来の製法にするならとんでもなく手間とお時間が掛かりますので費用も半端ありません。
ですので基準値をクリアしている”ハズ”の接着剤を使います。
壁紙クロスでも一緒ですが接着剤がアレルギーの原因となる場合が僅かながらあります。
・乾燥してポロポロこぼれた砂壁や土壁の粉塵がアレルギーを引き起こしている
これは結構ありますね。
アレルギーがない人でも砂埃が舞ったりしていると咳が出たりしますもんね。
こうゆう細かい粉塵や塵、埃などを吸い込んで元気な人なんている訳はないので要注意リフォームポイントです!
・砂壁や土壁のカスにダニが巣食っていてアレルギーを引き起こしている
これが一番多いアレルギーの原因じゃないでしょうか?
正直砂壁だから土壁だからではなく絨毯やカーペットでも同じことが起こります。
確かに掃除のしようがないので困りますが、ここまでの状態になるには年月掛かりますのでリフォームが必要のサインとなります。
■砂壁や土壁のアレルギー対策には?
数十年前、これ(砂壁や月壁でのアレルギー)を嫌って一斉に洋室にし壁紙クロスに変えたところシックハウス症候群と呼ばれる化学物質によるアレルギーが全国で大問題になったのを覚えています。
ミイラ取りがミイラになるというのでしょうか。
月日は流れ今現在では壁紙クロスであっても砂壁や土壁であっても化学物質的なアレルギーがほぼ皆無だと思います。
砂壁や土壁の場合、気をつけたいのが…
・経年劣化によるポロポロ化
・経年劣化によるダニの巣窟化
この2点さえケアすれば非常に快適です。
ですので経年劣化のサインが現れたらしっかりと塗装リフォームするという対策を取ればその後数年間以上は快適に過ごせ趣のある部屋で生活が出来るということになります。
夏は湿気を吸ってくれ涼しく、冬は湿気を吐き出してくれ暖かく。
砂壁や土壁のいいところですね!
■まとめ
お分かり戴けたと思うのですが、きちんと経年劣化のサインを見逃さず定期的に塗り替えや上塗り塗装でのリフォームをしていれば砂壁や土壁であっても他の壁紙クロスと同じくアレルギーの心配をする必要は現代社会においてはほぼありません。
それどころかきちんとしたケアをしていれば吸湿効果や湿潤効果をもたらしてくれたり、壁紙クロスでは決して出せないような質感や趣も演出することが出来ます。
小田原リフォームラボでは戸建て・旅館問わず砂壁や土壁のリフォームを承っております。
砂壁や土壁のリフォームでお困りのことがございましたらお気軽に小田原リフォームラボまでご連絡くださいませ!