無垢材のフローリングリフォームで寒さ冷たさ対策可能?

よく冬のフローリング床の寒さや冷たさ対策リフォームには無垢材や無垢板の1枚板のものが木の温もりを感じられておすすめだと言われていますが本当に寒さや冷たさ対策のリフォームをなり得るのでしょうか。フラットな目線で掘り下げてまいろうと思います。

■無垢材のフローリング床が木の温もりを感じる理由

合板のフローリング床も木のハズなのに敢えて木の温もりを感じるなどとは言いませんし、それどころか凍てつく寒さやキンキンに冷えた。

という表現の方がふさわしいようにも感じます。
では、何故同じ木材フローリングなのに無垢材のフローリング床が木の温もりを感じると言われるのかをご紹介してまいります。

・一枚板なので空気と水分が豊富

薄い板を接着剤で張り合わせた合板と違い無垢材は一本の木からそのまま切り出された一枚の板を使いますので変形しないように乾かすとはいえ合板より水分と空気がたっぷり入っており、こちらが断熱効果をもたらします。
それらが理由で無垢材のフローリング床は木の温もりを感じる。
と言われる所以です。

また表面にニスやワックス加工がばっちりされているものよりも生木(どうしても傷が付きやすいザラつくなどのデメリットもありますが)のままの表面に微細な凸凹がある方がほんの僅かですが足裏との接地面が少なくなりますので、より感覚的に寒さや冷たさが和らいでいると感じると思います。

■無垢材のフローリング床のメリットとデメリット

既にご存知だと思いますが念の為おさらいの意味も込めまして寒さや冷たさ対策リフォームになると言われている無垢材のフローリング床のメリットとデメリットをお伝えしてまいります。

【無垢材のメリット】

・断熱効果

先に挙げた通りの内容で断熱効果がございます。
その為、寒さや冷たさの対策リフォームになり得ます。

・見栄えが完璧

一枚板ですので木の躍動感や生命力みたいなものが床全体に広がります。
ひとつのインテリアになりますのでデザイン性抜群。

・香りがいい

高価ですがヒノキを使えば物凄く良い香りがしますし、他の無垢材のフローリング床であっても森林の香りを感じられるでしょう。

【無垢材のデメリット】

・柔らかいので傷が付きやすい

自然の木材ですのでふんわりとしていて柔らかいので何か重いものや硬いものを落下させたり、ガンっとぶつけてしまうと傷つきやすいのがネックです。

・温もりを過大評価してはいけない

デメリットと言っていいか分かりませんが、多くの方が床暖房の温かさになるのではないかと期待をし期待通りでなかったと落胆してしまうケースがあります。

■まとめ

無垢材のフローリングリフォームで寒さ冷たさ対策可能かどうかの回答としましては
「過度な期待をしなければ対策可能」
という事になるかと思います。

足裏がガチガチの氷のように冷え切ってしまう方の場合は床暖房でないと効果は見込めないと思ってください。

あくまでも自然の素材である無垢材のフローリング床ですので、フローリング床の寒さや冷たさを和らげる事は出来ますが温度を上げる温めるということは床暖房にしか出来ないとお伝えしておきます。

マンションなどの戸建てよりも気密性が高い建物の場合では無垢材のフローリング床にリフォームするだけで一気に改善される傾向が強いです。

最終的な判断は結局の所、ご家族の体感や感覚に頼るので難しいですが、今の所我慢出来るが寒いし冷たい場合は無垢材。

我慢出来ないくらい寒いし冷たい場合は床暖房。
という判断がよろしいかなと思います。

小田原リフォームラボではそのようにフローリング床の寒さや冷たさ対策リフォームにお悩みのあなたさまからのご相談を承っております。

「こんな感じなんだけどどこまでやるのがいい?」
となかなか判断がつかない場合、あなたさまのケースに合わせて一番コストパフォーマンスの良いご提案をさせて戴きたいと思います。

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