砂壁を簡単に壁紙クロスへとリフォーム出来る手法のひとつにベニヤ板を被せてしまう手法があるのですが、梅雨時期この被せたベニヤ板にカビが生えてしまうことがございます。その場合はベニヤ板だけをリフォームすれば良いのか、それとも砂壁までリフォームすれば良いのか一体どちらが良いでしょうか。
■砂壁に被せたベニヤ板にカビが生えてしまう原因は?
色々と原因はあるかと思いますが、考えられる可能性を下記に挙げてみました。
・気密性の高い壁紙クロスを貼った為、ベニヤ板自体に湿気がこもりカビ発生
クーラー内部ですらカビが生えてしまうので、半分仕方がない部分があります。
風通しが悪かったり換気を普段からしませんとカビが生える可能性はぐんと高くなります。
・砂壁自体に湿気が残ったままベニヤ板を被せてしまい湿気が逃げずにカビ発生
どちらかというとこのケースの方が多いような気がいたします。
ラップをかけたお料理に水滴が発生するのと一緒の現象で砂壁からは一生懸命湿気を排出しようとしているのにベニヤ板の上に貼った壁紙クロスが排出を妨げカビが発生しまったと考えるのが妥当だと思います。
・壁紙クロスがあまりの湿気でノリが剥がれてそこからカビ発生
壁紙クロスの角や継ぎ目の部分のベニヤ板にカビが発生した場合は単純にその隙間からカビ菌が侵入し生息しやすいジメジメ高温多湿な環境だったと予想いたします。
※結論として調湿効果のある【砂壁】【ベニヤ板】の上に壁紙クロスを貼った為、湿気の逃げ場がなくカビを生やす結果となってしまった…。
が原因の多くを占めているでしょう。
■ベニヤ板丸ごと?それとも一部分だけのリフォームで大丈夫?
これはカビの範囲と状態にもよります。
・ほんの少し
カビ取り剤を使い、しっかりとカビを落としましょう。
多少範囲を広くカビ取り剤を使うことで予防も出来ます。
・壁紙クロスも黒くなっている
ベニヤ板の方だけカビ取り剤をしても意味がないので壁紙クロスの方にもしっかりとカビ取り剤でケアしていきましょう。
・カビ取り剤ではダメだった
いよいよここからリフォームになってまいります。
壁紙クロスだけダメだった場合は壁紙クロスのその部位をしっかりとリフォームしましょう。
・ベニヤ板が黒くカビ臭い
カビ臭いとなると表面上はそこまででなくても内部では根が広がっている可能性大です。
衛生的にもよくないので黒くカビ臭い場合はベニヤ板を新しくリフォームいたしましょう。
・ベニヤ板の裏が黒く、砂壁がボロボロ落ちている
これはベニヤ板と砂壁両方共倒れになるケースです。
砂壁だけに戻すか壁紙クロスだけにするか、それともベニヤ板を使い続けるかの選択が必要になりますが、ベニヤ板・砂壁ともにまずは撤去が必要なリフォームとなります。
■まとめ
まずはなんでもかんでもリフォームとならずに、カビ取り剤を使ってやってみる。
綺麗になれば万々歳です。
上手くいかない、範囲が広い、臭いがする…。
こうなった場合にはお気軽に小田原リフォームラボにご相談くださいませ。
戸建てやマンションだけでなく店舗や旅館などの砂壁や土壁の被せベニヤ板案件にも対応しておりますのでご安心くださいませ。
カビを一網打尽にして梅雨を乗り切りましょう!